女性アナウンサーの朗読グループ
スイミー有限責任事業組合(Swimmy LLP)
受付時間:9:00~21:00(年中無休)
03-5934-7659
SwimmyLLP&杉並区共催平和事業
【野良犬と呼ばれた子ども達】この公演は終了しました
~戦争孤児の語る戦後~
戦争の犠牲となるのは、いつも、か弱き者たちです。
生きるためには、貰うか、拾うか、奪うしかなかった
戦争孤児たちの壮絶な人生を、今、伝えます。
日時 :2022年8月6日(土)17時 開演
場所 :杉並区 座・高円寺2 ホール
杉並区高円寺北2-1-2 JR高円寺より徒歩5分
TEL 03-3223-7500 http://za-koenji.jp
入場料:大人3500円 学生 2000円 高校生以下1000円
主催 :スイミー有限責任事業組合(Swimmy LLP)代表 長谷川直子
共催 :杉並区(区民生活部管理課 平和事業担当)
後援 :杉並区教育委員会、NPO杉並文化村、杉並子ども未来委員会、
協力 :昭和館・学校法人東放学園・アミューズメントメディア総合学園 社団法人児童夢基金
スイミー有限責任事業組合(Swimmy LLP)では、平和の大切さを次世代へ伝えようと、毎年、杉並区との共催による平和事業として、「戦争を語り継ぐ会」を開催しております。
本年は、戦争によって両親を亡くし、「戦争孤児」となった子ども達を取り上げます。
第2次世界大戦で戦争孤児なった子供たちは日本全国に12万人以上いたと言われています。誰も助けてくれる人がいなかった彼らは駅や路上で暮らし、飢えや病気で命を落とした子も大勢、いました。
「生きるためには、貰うか、拾うか、奪うしかなかった、、、」
彼らは「野良犬」「浮浪児」と蔑まれ、復興から取り残され、社会から差別され、
戦後何十年も自分の過去を隠し続けてきたといいます。
いま、ロシアのウクライナ侵攻により再び世界が戦争の脅威に晒されています。
今こそ、戦争の惨禍と、か弱き者たちの悲劇の連鎖を見つめ直し、共に平和について考えるきっかけとします。
朗読に華を添えてくれるのは、音楽教室 おとの森の皆さんによる合唱です。
【出演者】
朗読:スイミーメンバー(野中民美代、森田都、阿南貴恵、鮫島るり子、長谷川直子)
合唱:音楽教室 おとの森(石井陽菜、木村圭汰、橘慧汰、田口生琉)
【スタッフ】
舞台監督:大内 昇三(有限会社ライブコミュニケーション)
照明:志村雅幸(株式会社グランド・スカイ)
音響:東放学園の皆さん
演出:長谷川直子(Swimmy LLP)
音楽:東 恵以子
脚本協力:昭和館語り部
【あらすじ】
昭和20年兵庫県神戸市。10歳の山田清一郎は、花屋を営む両親の愛情に包まれて暮らしていた。しかしそんな幸せも、空襲で両親を亡くしたことで暗転する。
同じ孤児となった子ども達と、ゴミ箱を漁り、食べ物を盗み、必死に生きていく清一郎。
やがて戦争は終わるが、そこからが彼ら戦争孤児の本当の地獄の始まりだった。本
来、戦争の犠牲者だった彼らに世間は冷たかった。
「野良犬」「浮浪児」と蔑まれ、飢えや、食中毒で死んだ仲間も多くいた。
やがて故郷を捨て上京してきた清一郎だったが、上野駅の構内は、浮浪者と浮浪
児がひしめき合い、汚物と悪臭にまみれた場所だった。浮浪児たちの中にはボスが
いて、「靴磨き」や「もく拾い」さらにはスリ等の仕事を振り分けていた。戦後の
復興の中で孤児たちは社会から嫌われ、はじき出されてゆく。何度も「浮浪児狩り
」に遭い、檻に閉じ込められるなど不当な扱いを受けては収容所を脱走する清一郎。
そんな清一郎がようやく落ち着く場所を得たのは、終戦から2年も経った昭和22年、
長野の孤児施設「恵愛学園」。
復員軍人だった和尚さんが呼びかけてつくった施設だった。
しかし、大人を信じられなくなっていた孤児たちは、
職員に反抗し度々問題を起こす。村人たちの反対も激しく、漸く通えるようになっ
た学校でも、猛烈ないじめや差別が待ち受けていた。。。
【お客様からいただいた感想】
●平和について今一度考えさせられる内容でした。とても聞きやすく、お話の世界にのめりこんでしまいました。(20代女性)
●清一郎さんと同世代の息子を育てる母の目線で拝見し、涙が止まりませんでした。戦争の悲惨さと、夢をもって生きる大切を改めて心に刻める時間になりました。(40代女性)
●戦争孤児の方がどんな生き方をしてきたかがよくわかりました。声や歌などいろいろなもので感動したり、いろんな感情が出て面白かったです。(10代女性)
●心打たれました。戦争を語り継ぐことに関心があっても、孤児のことを知らなさ過ぎました。(60代女性)
●清一郎さんの話は本で知っていたが、素晴らしい朗読と忠実な資料など心に響いた。企画、主催された皆さんの平和への想いが溢れる素晴らしい時間だった。(40代男性)
●映画とは異質な、朗読ならではの迫力が伝わりました。子供たちの歌声とスイミーの良いチームワークも感じました(60代男性)
●絵や写真の映像、また音楽(歌やピアノ、ハーモニカ)がさらに、当時への思いを強くしてくれました。朗読にもこんな形があるのですね。(50代女性)
●戦争孤児とは、想像を絶する苛酷な人生だったのだと知りました。ドラマなどでも時々出てきますが、表面だけサラッとしか扱わないので、本質まで突っ込んだ話は衝撃的でした。(40代女性)
いただいたお声を糧に、これからも精進いたします。
平和を語り継ぐスイミーの夏の平和事業を、今後ともよろしくお願いいたします。